骨格診断の勉強方法は？おすすめの資格や受講料を解説
骨格診断とは？誰が考えた？
骨格診断とは、生まれつきの体の特徴を多角的に分析し、その人にもっとも似合うファッションの要素を導き出す理論です。
具体的には、筋肉や脂肪のつき方、関節の大きさ、体全体のライン、さらに肌の質感などを総合的に見て、自分の骨格タイプを割り出します。タイプが判明すると、手持ちのワードローブから最適なデザインや素材、シルエットを選べるようになり、結果としてスタイルアップやイメージアップを実現しやすくなるのが大きな特徴です。
日本においては、1998年に株式会社アイシービー代表の二神弓子氏がこのメソッドを確立しました。
彼女は骨格診断アナリスト協会の代表理事を兼任し、骨格診断の専門家を育成するとともに、その理論を普及させるために積極的に活動を続けています。
骨格診断の勉強方法
骨格診断の理論を学ぶには、まずは基本的な知識をしっかり身につけることが欠かせません。
初心者が勉強を始める場合は、以下のようなステップで学習を進めるのがおすすめです。
概要を把握する
まず、入門書や信頼できるウェブサイトで概要を把握しましょう。
骨格の特徴として重視されるのは、肩幅や胸板の厚みといった上半身のライン、腰の位置や太ももの張り具合などの下半身のライン、そして肌の質感や関節の大きさなどです。それらを総合的に見て、「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」のいずれに該当するかを判断します。
ここで大切なのは、鏡の前に立ったり写真を撮ったりして自分や他者を客観的に観察するスキルです。
単に体重や身長だけを見ても分からないため、細部まで注視する力を養う必要があります。
実際にやってみる
知識をある程度学んだら、実際に骨格診断をやってみることです。本やネットの情報だけを頭に入れても、実践しないと理解が深まりにくいので、家族や友人に協力してもらい、それぞれの身体的特徴を比べてみると違いがはっきり分かります。
ストレートタイプの人は立体的で筋肉が付きやすいなどの特徴がある一方、ウェーブタイプの人は上半身が華奢で下半身に重心があるケースが多いなど、文面だけでなく実物で確認することでよりリアルに掴めるのです。
また、自分が感じているイメージと他人から見た印象に差が出ることもあるので、客観的な視点はとても参考になります。
トレンドを研究する
実際に行う際には、トレンドに合わせた着こなし事例を研究することも効果的です。
骨格診断は自分の強みを活かすための方法論でもあるので、ファッション雑誌やオンラインショップのモデル写真を見ながら「この着こなしはストレートタイプ向きだ」「これはウェーブが得意とするスタイルだ」などと想定し、学んだ知識と照らし合わせると良いでしょう。
ファッションの流行は常に変化しているため、新しいアイテムが出るたびに「自分のタイプならどんなデザインが合うのか」という練習を繰り返すと、実際に洋服を購入する際にも迷いが少なくなります。
関連する診断メソッドを学ぶ
さらに深めるなら、パーソナルカラーや顔タイプ診断など、関連する診断メソッドと合わせて学ぶ方法があります。
骨格診断だけでも十分に効果がありますが、色の組み合わせや全体の印象を左右する髪型まで考慮に入れると、一段と理想的なイメージを作ることができます。
たとえば、骨格ウェーブでも明るい色が得意な人と、深みのある色が映える人では、選択肢が異なる場合があります。そのため、総合的な見地から勉強しておくと応用が利きやすくなります。
プロに直接質問する
最後に、学習を続けていくうちに疑問点や判断が難しいケースに遭遇したら、すでに骨格診断をマスターしている講師やプロに直接質問をするのも有効です。
通信講座やスクールでは、実技のレッスンや質疑応答の機会が設けられています。独学だけでは得られない実地のノウハウを吸収し、より実践的なスキルを磨くことができるでしょう。
こうした練習と知識の積み重ねが、最終的には正確な診断を下す力に結びつきます。
骨格診断のオススメ資格
骨格診断の理解を深め、仕事や副業として活用したいと考えるなら、資格を取得しておくのが近道です。
資格を持つことで、他者にアドバイスを行う際の信頼性が高まり、活動の幅が大きく広げることができるでしょう。
ここでは、代表的な資格をいくつかご紹介します。
骨格診断士
まず、骨格診断士は、多くの受験者が初心者の段階で取得しやすい資格です。骨格診断の基本理論を体系的に学べるうえ、在宅で受験できるため、仕事や家事で忙しい方でも自分のペースで学習と試験に取り組めるのが魅力です。
履歴書に書ける資格としても活用しやすく、コンサルティング業務を行う際の肩書きにする人も少なくありません。
骨格診断セラピスト
骨格診断セラピストは、男女別の骨格診断方法や、タイプに応じたスタイルアップ術などをより詳しく習得できる資格です。取得後には、カルチャースクールや自宅でワークショップを開催することも可能となり、自身がインストラクターとして活動を行えるのが大きな利点です。
ファッション相談にとどまらず、メンタル面のサポートやセルフイメージ向上などにも寄与できることから、「セラピスト」という名前の通り、心と身体の両面にアプローチするアドバイスを提供できるスキルが身につきます。
骨格診断アナリスト検定
さらに高い専門性を求めるなら、骨格診断アナリスト検定もおすすめ。こちらは段階的に3級から1級、上級アナリスト資格までステップアップできるので、習熟度に合わせて学習を進めることができます。
プロのスタイリストやイメージコンサルタントを目指す方には特に人気があり、1級以上になると企業やメディアとの協業案件を受けたり、個人コンサルタントとして活躍する道が広がります。
実技試験が含まれる場合もあり、理論だけではなく実践的なスキルが身につく点が評価されています。
骨格診断アドバイザー
骨格診断アドバイザーは骨格診断だけでなく、顔タイプ診断などの関連分野も同時に学べる資格です。
人間の第一印象は服装だけでなく、顔の印象やヘアスタイルなど多くの要素が絡み合って形成されます。そのため、骨格診断と顔タイプ診断を組み合わせると、よりトータルでの提案が可能となります。
こうした知識を複合的に生かせるアドバイザーになれば、就職や転職、結婚式、イベントなど人生の多彩なシーンで役立つカウンセリングを行えます。
骨格スタイルアドバイザー
最後に、「骨格スタイルアドバイザー」も注目される資格のひとつです。一般的な三タイプ診断だけでなく、さらに細かい9タイプ分類などを学べるコースが用意されているところもあり、理論を深堀りしたいという方に好評。
卒業後のサポートが手厚いスクールも存在するため、資格を取った後すぐに活動を始めやすいメリットがあります。
いずれの資格も体系的に学習でき、プロとしての意識と実績を裏付ける証明になりますので、将来のキャリアや独立を考えているならぜひ検討してみると良いでしょう。
骨格診断の受講料
カリキュラムやスクールによってさまざま
骨格診断に関わる資格や講座の受講料は、スクールやカリキュラムの内容によって幅があります。比較的手頃なものから、本格的な専門講座まで多種多様です。
たとえば、在宅受験のみで講師の直接指導がないタイプの資格は、教材費込みで数万円前後が相場となる場合があります。
特に初学者向けに設定されたコースや、通信教材を使った独学主体のコースは、学習期間も比較的短く費用を抑えやすいのが特徴です。
一方、実技講習や対面のワークショップが含まれる場合は、受講料がより高額になるケースがあります。
これは、実習で使う資材や講師の指導、人件費などが加算されるためで、数十万円にのぼることも珍しくありません。
とはいえ、直接講師に質問できたり、同じ学習仲間と交流できたりするメリットは大きく、学びの理解度やモチベーションアップにもつながります。
資格取得後のサポートがあるかもポイント
さらに、資格取得だけでなく、その先のスキルアップのための講習が用意されているスクールもあります。
基礎講座で骨格診断の理論を学んだあと、中級や上級コースで顔タイプ診断やカラープランニング、ファッションコーディネートの細部などをさらに深掘りするケースです。
そのようなステップアップ方式の講座は、トータルで見るとかなりの金額になることもあるものの、知識と経験を着実に積み上げられるメリットがあります。
今後のキャリアを考え、自分に合った勉強方法を選びましょう
受講料の相場は、本気でプロを目指す人やビジネスとして骨格診断のサービスを提供したい人にとっては、将来への投資と考えることが多いです。
独立や副業としてコンサルティングを行うのであれば、長期的には講座への支出を回収できる可能性があるからです。
一方、趣味や自己啓発がメインの目的であれば、比較的安価な在宅コースから始めるのも賢い選択です。
いずれにせよ、講師の質やサポート体制、カリキュラムの内容を見極め、自分の目的にあったコースを選ぶことが大切となります。
骨格診断資格は独学で取れる？
独学のメリット
時間が取れなくても始めやすい
結論として、多くの骨格診断資格は独学で取ることが可能です。
特に在宅で完結する試験を採用している団体の資格は、テキストや動画学習のみで合格を目指せるケースが少なくありません。資格取得にあたって必須の講座受講がない場合、自分の生活リズムやペースに合わせて学習を進められるため、忙しい社会人や子育て中の方でも始めやすいです。
費用を抑えられる
費用面でも、対面講座に通うコースより比較的抑えられることが多いです。
必要になるのはテキスト代だけのため、最初の一歩としては独学がおすすめという声もあります。
独学のデメリット
しかし、独学にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
実技の練習ができない
まず、理論を覚えるまではスムーズでも、実際に他人の骨格を診断してみる段階になったとき、正確に判断できるかどうかのチェック機会が限られてしまいがちです。
骨格診断は細かな観察が求められ、実際の身体を見てこそ初めて理解できる要素も多々あります。自分が学んだ知識が正しいのか、判断軸にブレがないかを見直すには、客観的なフィードバックを得るのが一番です。
そういった意味では、講師や経験豊富な仲間から直接アドバイスをもらえる環境があると理解が格段に深まります。
モチベーションの維持が難しい
さらに、独学のモチベーション維持も課題となります。
自己流で進めていると、どうしても疑問点がそのまま放置されたり、学習計画が途中で頓挫してしまったりするリスクがあるのです。スクールや通信講座であれば、カリキュラムが整理されており、「次にこれを学ぶ」「テストで理解度を確認する」といったステップが組まれています。質問がある場合は問い合わせ窓口や講師に直接聞けるため、習得スピードを保ちやすいでしょう。
対して独学は、モチベーションのコントロールを自力でやり遂げなくてはならず、強い意志が求められます。
まとめ
最終的には、自分の目的やライフスタイル、予算に合わせて勉強を進めていくのがベストです。
「まずは軽い気持ちで始めたい」「周りに診断を練習させてもらえる知人が多い」という方なら、独学で挑戦してみても大きなリスクはありません。逆に、「確実に短期間で実践力を身につけたい」「講師や仲間と切磋琢磨して成長したい」という方は、ある程度の費用をかけてでも通信講座やスクールで学ぶ選択肢を検討する価値があります。
いずれの方法を選んだとしても、骨格診断の理論自体は応用範囲が広く、人生のいろいろな局面で役立つ知識と言えるので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
引用元：株式会社アイシービー（https://www.icb-image.com/lp/）
骨格診断アナリスト協会代表理事、パーソナルカラー実務検定協会代表理事もつとめている、二神氏が運営するイメージコンサルタント養成スクール。講座の卒業、資格取得がゴールではなく、卒業後にイメージコンサルタントとして活動できることに重きをおき、起業や開業、独立まで徹底したアフターフォローバック体制を整えています。プロとして通じる技術・知識を身につけたい方にピッタリのイメージコンサルタント養成スクールです。
